【早見表つき】土鍋で調理してはいけないもの——揚げ物・空焚き・急な冷やし方の早見表と、ひびを防ぐ使い方

キッチン

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冬の台所の主役といえば土鍋ですよね。鍋料理はもちろん、ご飯を炊いたり、煮物にも使いたくなります。そうなると出てくるのが、「これ、土鍋でやっても大丈夫かな」という疑問です。揚げ物はできそうだし、炒め物もできそう。でも、土鍋で調理してはいけないものがあると聞いて、不安になった人もいると思います。

先に結論をひとつ。土鍋は「小さな穴のある焼き物」で、急な温度差と、油や水のしみ込みに弱い道具です。だから、揚げ物・空焚き・急に冷やす、は避けると覚えておくと迷いません。早見表、理由、入れっぱなしの注意、ひびを防ぐ使い方まで、順番に見ていきましょう。ここで書くのは一般的な決まりなので、お持ちの土鍋の取扱説明書や表示がいちばん優先です。

あなたはどれ? 状況から自分の章へ揚げ物をしたい→土鍋では揚げ物をしない第1章へ ▶IHやレンジで使いたい→対応表示のある物だけ第2章へ ▶冷蔵庫から出した鍋→急に強火にしない。なぜかを知る第3章へ ▶ひびが入った→使い方の手順とひびの見分け方第4章へ ▶

ケース別に読む:土鍋でしてはいけないこと|IH・レンジ・オーブンで使いたい人|なぜダメなのか・入れっぱなしが気になる人|ひびを防ぎたい人・ひびが入った人

土鍋で調理してはいけないもの——NGの早見表

まず、避けたいことを一覧にします。「揚げ物」と「空焚き」は特に危ないので、色を変えて見てください。

揚げ物をしない油の火と割れ空焚きしない中身が空のまま火にかけない熱いまま水につけない急に冷やさない
してはいけないこと どうなるか 代わりにどうする
揚げ物をする 油が高温になり、しみ込んで割れたり、火が出る心配 揚げ物は専用の鍋で
空焚きをする 急に熱くなり、ひび割れや割れの原因に 必ず中身を入れてから火にかける
炒め物を強火で長くする 底だけ高温になり、ひびが入りやすい 取扱説明書で可の物以外は避ける
冷蔵庫から出してすぐ強火 温度差で割れやすい 常温に少し置いて、弱火から
熱いまま水につける、濡れた所に置く 急に冷えて割れやすい 鍋敷きに置いて、冷めてから洗う
IHやオーブン、電子レンジで使う 対応していない物は割れたり、壊れたりする 対応表示のある物だけ使う

中でも揚げ物は、土鍋ではしないでください。土鍋の厚みは熱が冷めにくい一方で、油の温度の調整がしにくく、油が熱くなりすぎて火が出る心配があります。割れて熱い油が飛び出すと、大きなやけどにつながります。土鍋は、煮る・炊く・蒸すが得意な道具、と覚えてください。

では、土鍋に向いているのは何かというと、水分のある料理です。鍋料理、おかゆ、煮込み、ご飯を炊く、蒸す、といった使い方なら、土鍋の得意な範囲です。炒め物を強火で長くすると、鍋の底だけが高温になって、ひびが入りやすくなります。取扱説明書に「炒め物も可」と書かれている物以外は、避けておくのが安心です。

表の中の「冷蔵庫から出してすぐ」も、見落とされがちです。残った鍋を冷蔵庫に入れて、翌日そのまま火にかけたくなりますが、鍋ごと冷えた状態では危険です。中身を別の鍋に移して温めるか、常温に少し置いてから、弱火で温めてください。

IH・オーブン・電子レンジで使いたい時——対応表示のある物だけ

今の台所はIHだけど土鍋は使えるのか、という質問は、とても多いところです。答えは、IHに対応していると書かれた土鍋だけ使えるです。IH対応の土鍋は、底にIHで温まるしくみが入っています。普通の土鍋は、IHでは温まらなかったり、ひびが入ったりします。

💡 この困りごとへの提案

IH対応の土鍋を選ぶ時は、本体の底や箱、取扱説明書の「IH対応」の表示を見てください。見た目が似ていても、対応表示がなければ使えません。


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IH対応の土鍋でも、気をつけることはあります。空焚きは避けること、底を乾かしてから置くこと、そして卓上のIHで使うなら、土鍋の大きさがプレートに合っているか見ること。この3つです。表示だけを信じて、中身が空のまま強い火力で温めると、対応の鍋でも傷む原因になります。

オーブンや電子レンジも同じです。「使える」と表示された物だけを使います。対応表示があっても、ふたをしたままか外すか、容器の使い方に指定がある場合があります。説明書に従ってください。

なぜダメなの?——土鍋は穴のある焼き物。入れっぱなしにも注意

土鍋は、土を焼いて作った焼き物です。表面は見えませんが、小さな穴がたくさんあります。この穴のおかげで、じんわり熱が伝わって、料理がおいしくなると言われます。反対に、水や油をしみ込みやすく、急な温度差にも弱いという性質もあるんです。

土鍋の壁を拡大小さな穴に水や油がしみる急な温度差冷たい鍋冷たい所から強火は割れやすい

新しい土鍋を使い始める前の「目止め」も、この穴をふさいで水漏れやにおい移りを防ぐための作業です。詳しい手順は、あとで紹介する記事にあります。

この性質は、使い方にそのまま響きます。

冷蔵庫から出したばかりの土鍋に、いきなり強火をあてると、鍋の外側と内側で温度の差ができて、割れやすくなります。熱い土鍋を水につけたり、濡れたふきんの上に置いたりするのも、同じ理由でNGです。

もうひとつ、よく気になるのが「料理を入れっぱなしにしていいか」です。穴のある焼き物なので、料理の水分や油、においが、少しずつしみ込みます。入れたままにすると、においが残ったり、カビの原因になりがちです。食べ終わったら、別の容器に移して冷蔵庫へ。土鍋は洗って、よく乾かしてからしまいます。

ゆきこ( ゚Д゚)『土鍋は気を使う道具だと思われがちですが、決まりは「急に熱くしない、急に冷やさない」の2つだけです。これを守れば、長く使えますよね』

ひびを防ぐ使い方の手順——ひびが入った時の見分け方

決まりが分かったら、毎回の使い方に落とし込みます。手順は4つです。

1底を拭く水気を取る2弱火から少しずつ温める3冷めてから洗う鍋敷きの上で待つ4よく乾かすしまう前に乾燥
  • 底を拭いてから火にかける。底が濡れたままだと、急に熱が入って割れやすくなります
  • 弱火から温める。慣れるまでは、強火を使わないのが安心です
  • 冷めてから洗う。熱い土鍋は鍋敷きの上に置いて、ミトンを使います。持ち手も熱くなっています
  • 洗ったら、よく乾かす。生乾きでしまうと、においやカビのもとです

しまう時にも、ひと手間あります。ふたと本体は、すき間に紙や布を挟んで重ねておくと、湿気がこもりにくくなります。しまう場所は、湿気が少なく、物にぶつかりにくい棚が向いています。シーズンの終わりにしまう前に、ひびや欠けがないか、手で触って確かめておくと、次の冬に慌てずにすみます。

最後に、ひびが入った時です。細い線のようなひびでも、水がにじむようなら、使わないでください。鍋の中身が漏れてやけどにつながります。ひびの見極め方と、新しい土鍋の使い始めは、土鍋の目止めを忘れて使ってしまったの記事にまとめています。

焦げができてしまった時は土鍋の焦げ落とし、焦げ付き防止は土鍋の焦げ付き防止は使い始めのひと手間で決まるでそれぞれ紹介しています。

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ひびの見極めと目止めは土鍋の目止めを忘れて使ってしまった、焦げの落とし方は土鍋の焦げ落とし、焦げ付きを防ぎたい人は土鍋の焦げ付き防止へどうぞ。

まとめ:揚げ物・空焚き・急な温度差はしない。対応表示は必ず確認

  1. 土鍋で揚げ物はしない。油が熱くなりすぎ、割れや火の心配がある
  2. 空焚きしない。必ず中身を入れてから火にかける
  3. 冷蔵庫から出してすぐ強火にしない。熱いまま水につけたり、濡れた所に置いたりもNG
  4. IH・オーブン・電子レンジは、対応表示のある物だけ。表示がなければ使わない
  5. 底を拭き、弱火から、冷めてから洗い、よく乾かす。ひびから水が漏れる鍋は使わない

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめています。

土鍋で調理してはいけないことの早見表:土鍋は小さな穴のある焼き物で急な温度差と油や水のしみ込みに弱い。揚げ物はしない、油が高温になり割れや火の心配がある。空焚きしない。炒め物を強火で長くしない、取扱説明書で可の物以外は避ける。冷蔵庫から出してすぐ強火にしない。熱いまま水につけたり濡れた所に置いたりしない。IHやオーブンや電子レンジは対応表示のある物だけ。入れっぱなしはにおいやカビの原因なので食べ終わったら移す。ひびを防ぐ手順は底を拭く、弱火から、冷めてから洗う、よく乾かす。熱い土鍋は鍋敷きの上に置きミトンを使う。ひびから水が漏れる鍋は使わない

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