大和芋は皮ごとすりおろせる?——皮ごと使う時の洗い方と、むいた方がいい時

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大和芋を買ってきて、いざすりおろそうとすると、皮はごつごつしていて、くぼみには土も残っています。皮をむくのは手間がかかるし、そもそも皮ごとおろしてもいいのかな、と手が止まることはありませんか。毛のようなひげ根が残っていると、よけいに迷いますよね。

先に結論をひとつ。よく洗って土とひげ根を落とせば、皮ごとすりおろす使い方もあります。ただし、皮に傷や黒い所がある時、白く仕上げたい料理の時、口当たりが気になる時は、むいてから使います。袋や売り場の札に使い方の説明があれば、そちらも見てください。おろす時は、持つ所を残して指を守ります。

あなたはどれ? 状況から自分の章へ皮ごと使いたい→洗ってひげ根を落とす第2章へ ▶おろす時が心配→持つ所を残して指を守る第3章へ ▶白く仕上げたい→皮をむいて使う第4章へ ▶黒い所がある→取る。広ければ食べない第4章へ ▶手がかゆくなる→手袋かポリ袋越しに第5章へ ▶

ケース別に読む:先に結論を知りたい人|洗い方を知りたい人|おろす時が心配な人|むくか迷う人|手がかゆくなる人|ほかの迷いがある人

4コマ漫画|大和芋を皮ごとおろす皮ごとでいい?皮ごとでいいのかな大和芋1皮ごとか迷う✕ 土つきのまま土がついたまますりおろす土つき2土つきでおろす洗ってひげ根を落とすたわしで洗ってひげ根も落とすたわし3洗ってひげ根を落とす端を残して安全にポリ袋で持って端は残すよおろし器4持つ所を残しておろす

先に結論——皮ごと使う時・むく時の早見表

皮ごとにするか、むくか。迷った時は、料理の仕上がりと、皮の状態の2つで決めると分かりやすくなります。最初に表で全体を見てから、気になる章へ進んでください。

場面 考え方
皮がきれいで、色や口当たりが気にならない 洗って皮ごとすりおろす使い方もある
白くなめらかに仕上げたい 皮をむいて使う
皮に小さな傷がある その部分を深めに取り除いてから使う。ふわふわした物や広がる黒い点はカビかもしれないので、取り除かず食べない
黒ずみが広がる・ぬめり・カビ・いやなにおい 食べない。迷ったら食べない
触ると手がかゆくなりやすい 手袋かポリ袋越しに持つ

皮ごとすりおろすと、皮の細かい粒が混ざって、全体がほんのり色づいて見えることがあります。ふわっと白い見た目にしたい料理や、口当たりをなめらかにしたい料理には、むく方が向いています。逆に、見た目より手間を減らしたい日や、素朴な仕上がりで困らない料理なら、皮ごとの出番です。

皮ごと使う場合に欠かせないのが、洗い方と持ち方です。この2つを押さえておけば、皮ごとでもむいてからでも、落ち着いて作業できます。

洗い方——土とくぼみ、ひげ根を落とす

皮ごと使うなら、洗い方は仕上がりを左右する大事な下ごしらえです。皮のくぼみには土が入りやすく、ひげ根は皮に張りついています。土が残ったままおろすと、口の中でざらつくことがあります。流水の下で、たわしを使ってこすり洗いをしましょう。

皮ごと使う前の下ごしらえ1たわしで洗う土とくぼみを落とす→2ひげ根を落とすたわしか包丁の背→3水気をふくすべり止めにも
  1. たわしで洗う。流水の下で、皮の表面とくぼみの土を落とします
  2. ひげ根を落とす。たわしでこすり落とすほか、包丁の背で軽くこそげる方法もあります。包丁を使う時は、刃を体の外へ向けて、指を刃に近づけません
  3. 水気をふく。ぬれたままだとつるっと滑るので、清潔な布かキッチンペーパーでふきます

ひげ根を火であぶって取る方法もあります。コンロの火を使うので、必ず大人が行い、換気をして、火のそばから離れないようにします。袖口や長い髪が火に近づかないよう気をつけてください。火を使わなくても、たわしや包丁の背で落とせるので、無理にあぶる必要はありません。

洗い終わったら、くぼみの奥に土が残っていないかを目で見て確かめます。根元の部分や、切れ込みのように見える所は、特に土が残りやすい場所です。気になる所は、もう一度たわしでこすってから、水で流してください。

すりおろす時のこつ——持つ所を残して、指を守る

大和芋はぬめりが強く、手の中でつるっと滑ります。すりおろす時に気をつけたいのは、芋が滑って指をおろし器に当ててしまうことです。ここは皮ごとでもむいてからでも変わりません。次の3つを守ると、安心してすりおろせます。

指を守るすりおろし方1ポリ袋で持つ滑りとかゆみ対策→2端を残しておろす最後まで削らない→3残りは刻む別の料理に使う
  • ポリ袋やキッチンペーパー越しに持つ。ぬめりで滑りにくくなり、手に汁がつくのも防げます
  • 持つ側の端を残す。小さくなるまでおろそうとすると、指がおろし器に近づきます
  • 残った端は包丁で刻む。別の料理に使えば、無駄にもなりません
  • おろし器の下に濡れぶきんを敷く。台の上で動かないようにします
  • 子どもにはおろさせない。大人が作業して、おろし終えたものを渡します

💡 この困りごとへの提案

目の細かいおろし器を使うと、皮の粒も細かくなって、口当たりが整います。逆に目が粗いと、皮の粒が目立ちやすくなります。皮ごとおろす時は、細かい目のおろし器のほうが、仕上がりが落ち着いて感じられます。


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むいた方がいい時と、食べない判断

皮ごと使える状態かどうかは、洗いながら皮をよく見て決めます。次のような時は、むくか、取り除く方が安心です。

  • 白く仕上げたい料理。皮をむくと色がそろいます
  • 皮に小さな傷がある。その部分を、深めに切り取ります。ふわふわした物や広がる黒い点は、カビかもしれないので食べないでください
  • 皮が乾いてかたい・しわが深い。口当たりが気になる時は、むいてから使います
  • 黒ずみが広がっている・ぬめりが強い・いやなにおいがする。食べません
皮ごと使えるかの見分けOKNG洗って皮ごと使う小さな傷は取り除く黒ずみが広がるぬめり・汁が出る

食品のカビは、見える所を取り除いても食べないのが基本です。傷んだ部分をけずって、残りを使えばいい、とは考えません。においだけで判断せず、見た目と手ざわりも合わせて見てください。迷ったら食べない、が基本です。

むく時は、皮を厚めにむきすぎると、中身が減ってしまいます。かたい皮を、包丁かピーラーで少しずつむき、くぼみに残った皮は、包丁の先で取ります。むいた後は表面がさらに滑りやすくなるので、持ち方に注意してください。

手がかゆくなりやすい時——手袋かポリ袋越しに

大和芋を触ると、手がかゆくなったり、ちくちくと感じたりすることがあります。体質や体調によって、感じ方には差があります。皮をむいたり、おろしたりする時に、切り口やおろした汁が手につくと感じやすくなるので、つらく感じる時は直接触らない工夫をしましょう。

  • 使い捨て手袋やゴム手袋をつける。滑りにくい素材のものを選ぶと、持ちやすくなります
  • ポリ袋を手にかぶせて持つ。手袋がない時の代わりになります
  • 汁がついたら早めに洗い流す。そのままにせず、水でよく流します

手や口のまわりに違和感が続く時は、無理に使わず、食べるのも控えてください。気になる症状がある時は、専門の人に相談しましょう。手袋の使い方の考え方は、ぬか床の話ですがぬか床は手袋で混ぜたらダメ?でも書いています。

よくある迷い——ミキサー・保存・おろした後

  • ミキサーで作ってもいい?。回し方で食感が変わります。くわしくは山芋をミキサーにかけるとまずい時に書いています
  • ひげ根は食べても大丈夫?。口に当たると気になるので、落としてから使うのが基本です
  • 皮つきのまま置いておいていい?。置き場所や状態で変わります。保存の考え方は大和芋の保存方法に書いています
  • おろしてから時間をおくと?。色が変わることがあります。作ったら早めに使い、変わり方に違和感があれば食べません
  • 長芋や山芋でも同じ?。種類や状態によって、皮の厚さやひげ根の量が違います。袋の表示を見てください

ゆきこ( ゚Д゚)『皮ごとでいいのか迷う時は、洗い方と持ち方を先に決めておくと、ぐっと気が楽になりますよね』

あわせて読みたい

おろし方による食感の違いは山芋をミキサーにかけるとまずい時、芋の保存の考え方は大和芋の保存方法にそれぞれ書いています。

まとめ:洗って土とひげ根を落とせば皮ごとも。傷や黒い所は取る

  1. 洗って土とひげ根を落とせば、皮ごと使う方法もある。くぼみの土を目で見て確かめる
  2. 白く仕上げたい時・口当たりが気になる時はむく。皮の傷は深めに取り除く(カビかもしれない点は食べない)
  3. 持つ所を残してすりおろす。ポリ袋越しに持ち、端は包丁で刻む。子どもにはおろさせない
  4. 手がかゆくなる時は、手袋かポリ袋越しに。違和感が続けば使わない
  5. 黒ずみが広がる・ぬめり・カビ・いやなにおいは食べない。カビは取り除いても食べない。迷ったら食べない

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめています。

大和芋を皮ごとすりおろす時の早見表:よく洗って土とひげ根を落とせば、皮ごとすりおろす使い方もある。たわしで洗い、ひげ根はたわしか包丁の背で落とし、水気をふく。白く仕上げたい時や口当たりが気になる時、皮に傷がある時はむいて、傷は深めに取り除く。すりおろす時はポリ袋越しに持ち、持つ側の端を残して最後まで削らず、残りは包丁で刻む。子どもにはおろさせない。手がかゆくなる時は手袋かポリ袋越しに持つ。黒ずみが広がる、ぬめり、カビ、いやなにおいがあれば食べない。食品のカビは取り除いても食べない。迷ったら食べない

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