ボタン電池は復活できる?——やってはいけないことと、替え時の見分け方

生活

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リモコンが反応しない、時計の針が止まった、体温計の表示が出ない。ボタン電池が弱ったかな、と思った時、まだ使えそうな電池を捨てるのはもったいなくて、なんとか復活させられないかな、と考えてしまいますよね。

先に結論をひとつ。充電式ではないボタン電池は、充電や温めで元に戻すことはできません。それどころか、充電したり温めたりすると、発熱や破裂、液漏れの危険があります。動かない時に試してよいのは、電池と機器の端子の汚れを乾いた布でそっと拭き、向きを確かめて入れ直すことまで。それでも動かなければ、電池の替え時なので、同じ型番の新しい電池に替えましょう。

自分の場面は、下の図から探してみてください。

あなたはどれ? 状況から自分の章へ動かない・弱い→端子を拭いて向きを見る第1章へ ▶充電や温めたい→やってはいけない第2章へ ▶それでも動かない→替え時のサイン第3章へ ▶交換したい→同じ型番の新品へ第4章へ ▶ふくらみ・液が出た→さわらずに確かめる第5章へ ▶

ケース別に読む:動かない電池を前にした人|充電や温めを考えている人|替え時か見分けたい人|交換と処分を知りたい人|ふくらみや液漏れがある人

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動かない時に試していいこと——端子を拭いて、向きを確かめる

電池が弱ったように見えても、じつは接触が悪いだけ、ということがあります。電池や機器の端子にうっすら汚れがついていると、電気がうまく伝わりません。そこで、まず次の3つを順番に試してみます。

動かない時に試すこと乾いた布で拭く端子の汚れだけ→向きを確かめるプラスとマイナス→入れ直すここまでが範囲
  1. 電池を外して、乾いた布でそっと拭く。電池の表と裏、機器の端子の汚れを軽く落とします
  2. プラスとマイナスの向きを確かめる。機器の表示や取扱説明書を見て合わせます
  3. 入れ直す。ぐらつかないか、ふたがきちんと閉まっているかも見ます

拭く時は、水や薬品はつけず、乾いた布を使います。力を入れて端子を曲げないようにしてください。それから、電池を外した時に、鍵や硬貨などの金属の物とふれさせないことも大切です。ふれるとショートして熱を持つことがあるので、外した電池は、金属から離れた所に置きます。向きの見分け方はボタン電池はどっちがプラス?が参考になります。

ここまでで動けば、電池が弱ったのではなく、接触の問題だったということです。動かなければ、次の章で、やってはいけないことを確かめたうえで、替え時を考えます。

やってはいけないこと——充電・温め・たたく・こすり合わせる

動かない電池を見ると、あれこれ試したくなります。でも、ここでやってはいけないことがあります。充電式の表示がない電池は、充電しない。これが大前提です。

やっていいこと・だめなことこうする乾いた布で拭く向きも確かめるやめる充電や温め発熱や破裂の危険
やりがちなこと どうなるおそれがある?
充電器にかける 発熱や破裂、液漏れの危険がある
温める(手やドライヤーなど) 電池が傷んだり、液漏れしたりするおそれがある
たたく、強く押す 電池の中が傷つき、危ない
金属とこすり合わせる ショートして熱を持つことがある

「温めたら一時的に動いた」といった話を見かけることがあっても、ボタン電池でまねするのはやめてください。動いたように見えても、電池が元に戻ったわけではなく、事故につながるかもしれません。復活させようとして電池を傷めるより、新しい電池に替えるほうが、安全で確実です。

ゆきこ( ゚Д゚)『もったいない気持ちはよく分かりますよね。ただ、電池に関しては、安全のためにも「復活させない」と決めてしまうほうが、気持ちがすっきりすると思います』

替え時の見分け方——機器の動きと表示を見る

端子を拭いて、向きを確かめても動かない、あるいはすぐに弱くなる。そんな時は、電池の替え時と考えるのが自然です。目安になるのは、機器の様子です。

機器の様子 考え方
動きが弱くなった、反応が遅い 電池が弱っているサイン
表示が薄くなる、消える 電池が弱っているサイン
拭いて入れ直しても動かない 替え時と考える

残りの量を知りたい時は、電池チェッカーという道具があります。ボタン電池に対応しているかどうかは、チェッカーの取扱説明書で確かめてください。数字や色の見方も、製品の説明書に従います。

機器に入れたまま長い間使っていない場合も、電池が弱っていることがあります。取扱説明書に電池の寿命や交換の案内があれば、そちらを見てください。

「まだ使えそうなのに」と感じる電池でも、機器が必要とする力に足りなくなると、動かなくなります。見た目では分からないので、動きが怪しくなったら、早めに新しい電池に替えるほうが、大事な場面で止まる心配がありません。体温計や防犯に使う機器など、止まると困る物は、予備の電池を用意しておくと安心です。

交換と処分——同じ型番の新品に替えて、古い電池はテープで

新しい電池は、今入っている電池と同じ型番の物を選びます。型番は、電池の表面に刻まれた文字や数字です。外した電池を見ながら、買う前に控えておくと間違いません。形が似ていても、型番が違う電池は、機器に合わないことがあります。

  • 外した電池の表面で、型番を確かめる。控えて、買う時に見せられるようにする
  • 新しい電池を入れたら、向きを確かめる。ふたもしっかり閉める
  • 古い電池は、端子をテープでふさぐ。金属とふれさせず、決まりに従って出す

古い電池の出し方はボタン電池の捨て方に、新しい電池のしまい方はボタン電池の保存方法にまとめています。小さな子どもが飲み込む事故が起きやすい電池なので、使用済みも新品も、手の届かない所に置いてください。子どもが飲み込んだかもしれない時は、すぐに医療機関へ。

ふくらみ・液漏れがある時——さわらずに確かめる

電池が少しふくらんでいる、白い粉や液が出ている、機器の中が汚れている。そんな電池は、復活を試すどころではありません。無理にさわらず、慎重に扱います。

ふくらみ・液を見つけたら状態を見るふくらみ・液→さわらない素手でふれない→説明書や店へ処分も相談
  • 素手でさわらない。ゴム手袋などを使い、液が手についたらすぐ水でよく洗い流します
  • 目に入ったら、水で洗ってから医療機関へ
  • 充電や温めはしない。液漏れした電池は特に危険です
  • 機器の中で液漏れしている時は、無理に外さない。取扱説明書や販売元の案内を見ます

液漏れした電池の扱いは、充電池の場合ですが、充電池が液漏れした時と考え方が近いので、参考にしてください。外した電池は、テープでふさいでから出す点は変わりません。

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よくある疑問——寿命・型番が分からない・充電式との違い

Q. 電池は何年で替える?
電池の種類や使い方で変わるので、年数では決められません。機器の動きや表示を目安にします。

Q. 型番が読めない
外した電池と、買う店の売り場の表示を見比べます。分からない時は、店の人や機器の販売元に聞いてください。

Q. 「充電式」と書かれたボタン電池なら、充電していい?
充電式の表示がある電池でも、専用の充電器と取扱説明書どおりに使います。表示がない電池は、充電しません。

Q. 弱った電池を、ほかの機器で使い回してもいい?
弱った電池は、別の機器でもすぐ動かなくなることがあります。機器によって必要な電気の量も違うので、使い回しはおすすめしません。

Q. 電池を替えてもすぐ動かなくなる
電池ではなく、機器の端子や回路に原因があるのかもしれません。無理に分解せず、取扱説明書を見て、販売元や修理の窓口に相談してください。

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新しい電池を買い置きする時はボタン電池の保存方法、使い終わった電池の出し方はボタン電池の捨て方、液が出た時は充電池が液漏れした時を見てください。保管の仕方で状態が変わる、という考え方はスライムの保存方法の記事とも通じています。

まとめ:復活はさせない。拭いて向きを見て、動かなければ新しい電池に

  1. 充電式でない電池は、充電や温めで復活しない。発熱や破裂、液漏れの危険がある
  2. 試していいのは、端子を拭いて向きを確かめるまで。外した電池は金属とふれさせない
  3. 動かなければ替え時。同じ型番の新しい電池に替える
  4. 古い電池は端子をテープでふさぐ。決まりに従って出す
  5. ふくらみや液漏れはさわらずに確かめる。飲み込んだかもしれない時は、すぐに医療機関へ

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめています。

ボタン電池は復活できる?の早見表:充電式の表示がないボタン電池は、充電や温めで元に戻せず、発熱や破裂、液漏れの危険があるので、充電も温めもたたくこともしない。動かない時に試してよいのは、電池と機器の端子を乾いた布でそっと拭き、プラスとマイナスの向きを確かめて入れ直すまで。外した電池は鍵や硬貨などの金属とふれさせない。それでも動かなければ替え時なので、外した電池の型番を確かめて、同じ型番の新しい電池に替える。古い電池は端子をテープでふさいで決まりに従って出す。ふくらみや液漏れのある電池は素手でさわらない。子どもが飲み込んだかもしれない時は、すぐに医療機関へ。

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