椅子のリメイクで座面と背もたれの見た目を変える——リメイクシートの貼り方、布でカバーする方法、貼ってはがせるタイプの選び方、事務椅子の注意

※本記事にはプロモーション(アフィリエイト広告)が含まれています。

座って毎日目に入る椅子だからこそ、色や柄が気になり始めると、意外と気になるものですよね。買い替えるほどでもないけれど、座面の色が古く見える、背もたれの合皮がくたびれてきた、という椅子は、リメイクで印象を変えられることがあります。ただし「どこにでも貼っていい」わけではなく、貼れる場所と貼れない場所があるんです。

先に結論をひとつ。座面の真ん中や折れ曲がる部分は、リメイクシートを貼っても早く剥がれやすい場所です。そして、合皮がすでにボロボロで表面がめくれている座面には、上から貼っても長持ちしません。まずは「どこを、どう変えたいか」を分けて、貼れるかどうかを見極めるところから始めましょう。この記事では、座面・背もたれ・脚のそれぞれの変え方と、賃貸でも使える貼ってはがせるタイプ、事務椅子をリメイクする時に避けたい場所まで、順番にまとめました。

あなたはどれ? 状況から自分の章へ座面の合皮がボロボロ貼れるか先に見極める→第1章座面の色だけ変えたい脱脂して貼り、空気を抜く→第2章背もたれも変えたい曲面のコツと布でカバー→第3章賃貸で退去時に戻したい貼ってはがせるタイプへ→第4章事務椅子をおしゃれにメッシュには貼らない→第5章

ケース別に読む:座面の合皮がボロボロな人座面の色を変えたい人背もたれも変えたい人賃貸で使いたい人事務椅子を変えたい人

先に確認——合皮がボロボロの座面には直接貼れない

リメイクシートも布も、貼る相手が平らで安定していてこそ長持ちします。座面の合皮がすでにひび割れて中のウレタンが見えている、めくれて浮いている、という状態だと、上から貼っても浮いた部分から早く剥がれてしまうんです。ボロボロの合皮は先にはがしてから貼るのが基本で、ウレタンが崩れて出てきている座面は、リメイクよりも張り替えの範囲になります。

座面の状態 できること
表面に色あせ・小さな傷だけ そのままリメイクシートや布で見た目を変えられる
合皮がめくれている・浮いている 浮いた部分をはがしてから貼る。範囲が広いなら先に全部はがす
中のウレタンが崩れて出ている リメイクではなく張り替えの範囲。座面の張り替えを先に

また、貼る作業ではカッターは引く方向に指を置かないことを守ってください。曲面や角を切る時ほど、力が入って刃がすべりやすくなります。作業中は子どもの手が届かない場所で行い、使わない刃物や道具はすぐに片づける習慣をつけると安心です。

貼っていい場所・だめな場所OK色あせだけの座面脚や側面の平らな板背もたれの平らなパネル剥がれていない合皮の上乾かしてから貼る面NG合皮がめくれた座面事務椅子のメッシュ素材座面の真ん中にタッカー濡れたままの面可動部やレバーの周り

座面にリメイクシートを貼る手順——脱脂・角を丸く・空気を抜く

座面の色や柄だけを変えたい時は、リメイクシートが手軽です。ただし、貼ったその日から数日で剥がれてきた、という声もよく聞きます。原因の多くは、下準備を飛ばしていることなんです。

「ふく→切って貼る→空気を抜く」の3つ1表面をふくほこりと油分を脱脂乾かしてから貼る濡れたまま貼らない→ ここを飛ばすと剥がれる2角を丸く切る座面より大きめに切る角はカーブさせる真っすぐな角は剥がれやすい→ 引く指を置かない3空気を抜く中心から外側へヘラで折れ曲がる場所は丁寧に浮いたらすぐ貼り直す→ 真ん中は特に剥がれやすい

座面の真ん中あたりや、座面が折れ曲がる部分(座面と側面の境目)は、体重がかかったり指が触れたりする頻度が高く、リメイクシートでも布でも剥がれやすい場所です。この2か所は特に丁寧に空気を抜き、端をしっかり押さえておくと持ちが違います。座面全体に貼るのが難しそうな時は、座面の中心を避けて縁側だけを飾る、という貼り方もあります。

背もたれの曲面と、布でカバーする方法

背もたれは座面よりもカーブが強く、平らなリメイクシートだと浮きやすい場所です。曲面に貼る時は、ドライヤーの温風でシートを温めながら少しずつなじませると貼りやすくなります。ただし、温めすぎると素材によっては変形したり、シート自体やシートを持つ手が熱くなったりします。低温やけどに注意し、温風は一定の場所に当て続けず、様子を見ながら動かしてください

「仮に当てる→温める→押さえる」の3つ1大きめに仮当て曲面全体を覆う大きさ上下の向きを確認テープで軽く仮留め→ 向きは後で直せない2温風でなじませるドライヤーは低い温度一か所に当て続けない手の熱さにも注意→ 低温やけどに注意3中心から押さえる空気を逃がしながら端へ浮いた所は温めて貼り直す焦らず少しずつ進める→ 急ぐと空気が入る

曲面が強くて貼るのが難しい背もたれには、シートではなく布でカバーする方法もあります。座面に布を張る作業そのものは既存の記事で詳しく扱っているので、そちらの手順を参考にしてください。背もたれだけを筒のような形ですっぽり覆うカバーも選択肢のひとつです。合皮の傷みが気になるけれど、貼るより外せる形にしておきたい、という場合に向いています。カバーであれば、汚れた時にも取り外して洗えるという利点もあります。

賃貸で使える「貼ってはがせる」タイプと、3つの型の違い

賃貸暮らしで椅子を退去時に持ち帰る予定がある、あるいは椅子自体を将来手放す予定がある場合は、粘着力の強いタイプよりも、貼ってはがせるタイプを選んでおくと後が楽です。貼ってはがせるタイプは、糊の粘着力を弱めに作ってあり、はがした後にベタつきが残りにくいのが特徴です。

向く場面 気をつけること
粘着力の強いリメイクシート 長く使う椅子・自分の家具 はがす時に下地の色が変わることがある
貼ってはがせるタイプ 賃貸・レンタルの椅子・気分で変えたい人 粘着が弱い分、角や折れ曲がる部分は浮きやすい
布のカバー(縫わない・かぶせる) 合皮がボロボロで貼れない座面・背もたれ 洗える生地を選ぶ。ゴムやひもの長さに注意

どのタイプでも、貼ったり外したりを繰り返すと粘着力は落ちていきます。一度きれいに貼れても、季節の変わり目などに端が浮いていないか確認する習慣をつけておくと、長くきれいな状態を保てます。

事務椅子をリメイクする時の注意——メッシュには貼らない

在宅の作業スペースなどで、事務椅子を部屋の雰囲気になじませたい、という相談も増えています。ただし事務椅子には、座面や背もたれがメッシュ素材のものがあり、メッシュの上にリメイクシートや布を貼ると、通気性がなくなるだけでなく、糊が網目に入り込んで元に戻せなくなることがあります。メッシュ素材にはシートを貼らず、上からかぶせるだけのカバーを選んでください。

また、事務椅子には座面の高さやリクライニングを調整する可動部があります。可動部やレバーの周りをカバーやシートでふさいでしまうと、動きが悪くなったり、操作できなくなったりするので、可動部は覆わないように気をつけてください。合皮タイプの座面や、固定式の背もたれのパネル部分であれば、これまでの章と同じ手順でリメイクできます。

ゆきこ( ゚Д゚)『正直、貼る前に「はがす日が来るかどうか」を考えておくと、選ぶ物が変わってくると思います。ずっと使うなら丈夫なタイプ、いつか手放すなら貼ってはがせるタイプ、という考え方がいちばん失敗しにくい気がします』

座面の真ん中や折れ曲がる部分は特に浮きやすいので、貼った直後にしっかり押さえておくための道具があると仕上がりが安定します。

貼ってはがせるリメイクシートを楽天市場で探す

貼ってはがせるリメイクシートをAmazonで探す

あわせて読みたい

脚の色も一緒に変えたい人は椅子の塗装剥がれの直し方、全体を塗り替えたい人は木の椅子の塗り替えとカビもあわせてどうぞ。壁紙や壁の傷みが気になる人は壁紙の汚れとへこみの直し方、はがした跡が心配な人は跡が残らない貼り方、メッシュの事務椅子で迷っている人はメッシュ素材のデメリットにまとまっています。

まとめ:ボロボロの合皮には先にはがす。真ん中と折れ曲がりは丁寧に。メッシュには貼らない

  1. ボロボロの合皮には貼らない。先にはがすか、張り替えを検討する
  2. 脱脂・角を丸く・空気を抜くの3つで持ちが変わる
  3. 座面の真ん中と折れ曲がる部分は特に剥がれやすい。丁寧に空気を抜く
  4. 背もたれの曲面はドライヤーで少しずつ。低温やけどに注意
  5. メッシュには貼らない。可動部をふさがない。賃貸は貼ってはがせるタイプを

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめました。

椅子のリメイクの早見表:先に確認、合皮がボロボロの座面には直接貼らずはがしてから、ウレタンが出ていたら張り替えへ。座面にリメイクシートを貼る手順は、脱脂して乾かす、角を丸く大きめに切る、中心から外側へ空気を抜く、座面の真ん中と折れ曲がる部分は特に丁寧に。背もたれの曲面はドライヤーで少しずつ温めてなじませる、低温やけどに注意。曲面が強い時や合皮が傷んでいる時は布のカバーも選択肢。賃貸や退去予定がある椅子は貼ってはがせるタイプを選ぶと後が楽。事務椅子はメッシュ素材に貼らない、可動部やレバーをふさがない。カッターは引く方向に指を置かない。

コメント

タイトルとURLをコピーしました