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唐揚げは「中が生」「固くてパサつく」「衣がはがれる」と失敗しがち。うまく揚げるコツは下味・適温・二度揚げです。ジューシーで衣はカリッの黄金手順をまとめました。
唐揚げがうまく揚がらない原因
高温で一気に揚げると表面だけ焦げて中が生に。衣をつけてすぐ揚げるとはがれやすくなります。
うまく揚げる手順とコツ
1. 下味をしっかりもみ込む
醤油・酒・しょうが・にんにくを15〜30分もみ込むと、味が入りジューシーに。
2. 片栗粉+小麦粉の衣をなじませる
粉をまぶしたら少し置いてなじませてからはたくと、はがれにくくカリッとします。
3. 一度目は170℃で1分半
低めの温度で中まで火を通すイメージで揚げ、一度取り出します。
4. 数分休ませて余熱を入れる
取り出して3〜4分休ませると、余熱で中心まで火が通ります。
5. 二度目は190℃で30秒
高温で表面をカリッと仕上げて完成。二度揚げが失敗しない最大のコツです。
部位・切り方別の早見表
| 部位・状態 | 1個の大きさ | 1度目 | 2度目 | 仕上がりの特徴 |
|---|---|---|---|---|
| もも肉(定番) | 30〜40g | 160〜170℃で3〜4分 | 180〜190℃で1分 | ジューシーで失敗しにくい |
| むね肉 | 30g前後 | 160℃で2〜3分 | 190℃で40秒 | 短時間で。加熱しすぎるとパサつく |
| 手羽元・骨つき | そのまま | 160℃で6〜7分 | 180℃で1〜2分 | 骨の際まで火を通す |
| 大きめカット(40g超) | 40〜50g | 160℃で4〜5分 | 190℃で1分 | 中心温度に注意 |
温度計がないときは菜箸を油に入れて、細かい泡が箸全体からシュワっと出る状態=約170℃が目安。勢いよく大きな泡が立つなら高すぎです。
二度揚げがうまくいく理由
1度目の低めの温度は中まで火を通す工程、2度目の高温は衣の水分を飛ばしてカリッとさせる工程です。役割が違うので、どちらか一方だけでは「中が生」か「衣がべちゃっと」のどちらかになりがちです。
1度揚げたあとは3〜5分ほど休ませるのがポイント。この間に余熱で中心まで火が入り、表面の水分が抜けます。休ませずに続けて揚げると、二度揚げの効果が半減します。
失敗パターン別・原因と直し方
中が生っぽい
油の温度が高すぎて、表面だけ先に色づいたケースです。肉を小さめに切るか、1度目の温度を160℃前後まで下げて時間をかけます。心配なときは切って断面を確認し、赤みが残っていれば戻して追加加熱してください。
衣がはがれる
下味の水分が多い状態で粉をつけると、衣が浮いてはがれます。下味の汁気を軽くきってから粉をまぶし、少し置いて粉をなじませてから揚げると密着します。
べちゃっとする
油の温度が下がっているか、揚げたものを重ねて置いたことが原因です。一度に入れるのは油の表面積の半分までにし、揚げ上がりは網や立てかけた状態で油を切ると蒸気がこもりません。
色が濃くなりすぎる
しょうゆの糖分が焦げやすいためです。下味のしょうゆを控えめにするか、1度目の温度を低めにして時間で火を通すと、色をつけすぎずに済みます。
油はねがこわい
肉の水分が原因です。粉をまぶす前にペーパーで軽く押さえ、そっと手前から滑り込ませるように入れると跳ねにくくなります。
下味と粉の使い分け
- 片栗粉だけ:軽くてカリッと。冷めると硬くなりやすいので揚げたて向き。
- 小麦粉だけ:ふんわりした衣。色づきがよく、家庭的な仕上がり。
- 片栗粉+小麦粉(1:1):カリッと感と食べやすさの中間。お弁当にも向きます。
- 下味の時間:15〜30分で十分。長く漬けすぎると塩分で水分が抜け、かたくなります。
安全に揚げるための注意点
- 鶏肉は中心部を75℃で1分以上加熱するのが目安です(カンピロバクター対策)。骨つきは特に火の通りを確認してください。
- 生の鶏肉を触った手・まな板・トングは、他の食材に触れる前に必ず洗う(交差汚染の防止)。揚げる前に使ったトングで揚げ上がりをつかまないよう、器具は分けます。
- 揚げ油に水が入ると激しく跳ねます。ぬれた菜箸・ぬれた食材は入れないでください。
- 揚げた唐揚げを保存するときは、粗熱をとってから冷蔵(2日以内)または小分け冷凍(2〜3週間)にします。常温放置は避けてください。
唐揚げのよくある質問
Q. 二度揚げしないとダメ?
A. 必須ではありません。小さめに切って170℃で4〜5分ならしっかり火が通ります。二度揚げは「カリッとした食感を長持ちさせたい」ときの技と考えてください。
Q. 揚げ焼き(少ない油)でもできる?
A. できます。フライパンに1〜2cmの油で、途中で返しながら片面ずつ揚げます。厚みのある肉は火が通りにくいので、そぎ切りにして薄くするのがコツです。
Q. 冷めてもカリッとさせるには?
A. 2度目を190℃と高めにして短時間で仕上げ、しっかり油を切ること。衣に片栗粉の割合を増やすのも有効です。
Q. 前日に下味をつけてもいい?
A. 冷蔵で一晩なら可能ですが、塩分で水分が抜けて食感が締まります。やわらかさを重視するなら当日30分程度がおすすめです。
Q. 揚げた油は何回使える?
A. 揚げカスをこして冷暗所保存で2〜3回が目安。色が濃く粘りが出た、加熱時に泡が消えにくい、いやな臭いがする場合は交換してください。
まとめ
「下味・低温で火入れ・高温で仕上げ」の二度揚げで、中はジューシー外はカリッに。揚げすぎ・生焼けの両方を防げます。
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