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カレーや魚を作った後、洗ったはずの蓋のパッキンに、においが残っていることがあります。洗ったのに取れないと、鍋ごと傷んだのかと心配になりますよね。
先に結論をひとつ。パッキン(蓋の内側にはまっているゴムの輪)は、においを吸いやすい部品です。基本は、使うたびに、冷めてから外して、中性洗剤で洗い、よく乾かしてから戻すこと。強いにおいが残る時は、取扱説明書に書かれた手入れを確かめます。熱湯や漂白剤は、説明書で使ってよいとある時だけです。ひびやのび、変形があれば交換ですが、型番に合う純正品を、説明書やメーカーで確かめてください。
圧力鍋は、手入れのしかたも鍋ごとに違う道具です。この記事も、取扱説明書が最優先という前提で読んでください。においが残る理由、洗う手順、乾かし方、強いにおいの時、交換の見方の順に見ていきます。
ケース別に読む:においの理由を知りたい人|洗い方を知りたい人|乾かし方と戻し方を知りたい人|強いにおいが残る人|交換の目安を知りたい人
においが残る理由——ゴムが吸う・すき間の汚れ・乾かし不足
鍋の内側をきれいに洗っても、蓋のパッキンだけにおいが残るのは、不思議なことではありません。においの出どころは、おおまかに4つに分けられます。
| 出どころ | 起きやすい場面 | 見るところ |
|---|---|---|
| ゴムが吸う | カレー、魚、にんにくなど香りの強い料理の後 | パッキン自体に、前の料理のにおいが移っていないか |
| 溝の汚れ | 汁や油が蓋の溝にたまった時 | パッキンをはめる溝に、汚れや食べかすが残っていないか |
| 蒸気口まわりの汚れ | 吹きこぼれや、汁気の多い料理の後 | 蒸気口やおもりの周りが詰まっていないか(外せる部品は説明書の手順で) |
| 乾かし不足 | 湿ったままパッキンを戻して蓋をした時 | 水気が残っていないか、風が通る所に置いたか |
ゴムは、においの強い油分や香りを吸い込みやすい素材です。そのため、鍋本体のにおいが取れても、パッキンだけ残ることがあります。逆に言えば、使うたびにパッキンも一緒に外して洗う習慣がつくと、においは溜まりにくくなります。
なお、パッキンに限らず、蓋にある部品の外し方や、外してよい部品の範囲は鍋によって違います。内部は分解せず、外せる部品だけを説明書の手順で外します。
外して洗う手順の早見表——電源を切る・冷ます・外す・洗う
ふだんのにおいなら、使うたびの手入れでかなり変わります。順番を決めてしまうと、迷いません。
| 順番 | やること | 気をつけること |
|---|---|---|
| 1 冷ます | 電気圧力鍋なら電源を切る。鍋と蓋が冷めたのを確かめる | 熱いうちに外すとやけどのおそれ。圧が残っていないことも確かめる |
| 2 外す | 蓋からパッキンを、溝に沿ってそっと外す | 爪や刃物で引っかけない。ねじらない |
| 3 蓋を洗う | 蓋の溝と蒸気口まわりを、やわらかいスポンジで洗う | 細い部分は説明書に載っている手入れの方法で |
| 4 パッキンを洗う | 中性洗剤を泡立てて、やさしく手洗いする | 硬いたわしでこすらない。傷がつくと汚れが残りやすい |
| 5 すすぐ | 洗剤が残らないよう、流水でしっかりすすぐ | 溝に洗剤が残らないように |
| 6 水気を取る | 乾いた布で水気を拭き取る | 洗った部品を拭く布は、乾きやすい物だと扱いやすい |
4番の「やさしく手洗い」は、地味ですが、ここが要です。ゴムは傷がつくと、そこににおいや汚れが入り込みやすくなります。食器洗い機にかけてよいかどうかも、説明書の表示で確かめてください。
乾かし方と戻し方——向き・ねじれ・完全に乾いてから
洗った後は、乾かし方でにおいの残り方が変わります。水気が残ったままパッキンを戻して蓋を閉めると、湿気とにおいがこもりがちです。
- 水気を拭き取る。溝にたまった水も忘れずに。拭き取りは乾いた布で
- 風の通る所で乾かす。直射日光や火の近くで急に乾かすのは避けます。ゴムは熱や日光で傷みやすいことがあるので、保管の指示は説明書に従います
- 戻す時は向きを確かめる。上下や表裏が決まっている鍋もあります。溝に沿って、ねじれや浮きがないように収めます
- 保管は蓋を閉め切らない。蓋をぴったり閉めたまましまうと、湿気とにおいがこもりやすくなります。置き方は説明書の案内に合わせます
戻した後は、パッキンが溝から浮いていないか、指でそっとなぞって確かめます。ここがずれたまま加熱すると、蒸気が漏れる原因になります。
強いにおいが残る時——説明書の手入れを確かめてから
カレーや魚、にんにくなど、香りの強い料理の後は、ふだんの洗い方だけでは足りないことがあります。慌てて強い薬剤に手を伸ばす前に、順番を決めて試します。
| 試す順 | 内容 | 条件 |
|---|---|---|
| 1 | もう一度、中性洗剤で洗って、すすぐ | 溝の汚れも一緒に落とす |
| 2 | 風の通る所で、時間をかけてよく乾かす | 日の当たる所に長く置かない |
| 3 | 説明書に書かれた、においの手入れ(つけ置きなど)を確かめる | 書かれていれば、その方法と使う物のとおりに |
| 4 | 熱湯や漂白剤を使うのは、説明書に使ってよいとある時だけ | 表示を守る。換気をして、手袋を使う |
| 5 | それでも残る時は、交換を考える | 型番に合う純正品を、説明書やメーカーで確かめる |
4番で漂白剤を使う場合は、酢やクエン酸など酸性の物と同じ時に使わないでください。「まぜるな危険」の表示があるものは、特に守ります。
においの出どころを見つけて、順番に手入れするという考え方は、家電のにおいでもよく似ています。食洗機のにおいの取り方も、考え方の参考になります。
交換の目安と蒸気漏れ——傷み・のび・変形があれば
においだけでなく、パッキンそのものの傷みも、点検してみてください。交換の時期は、使う頻度や素材で変わるので、年数ではなく、見た目と説明書の案内で決めます。
- ひび・裂け。小さくても、加熱中に広がるおそれがあります
- 硬くなった・弾力がない。溝に収まっても、蒸気を止める力が弱くなっていることがあります
- のびて緩い・変形している。溝にぴったり収まらない時は、使わないほうが安全です
- 蒸気が漏れる。パッキンのずれや汚れも含めて、原因を順に確かめます
蒸気漏れの確かめ方や、パッキンの寿命・交換については、圧力鍋の蒸気漏れに詳しくあります。ここでは書き写さず、そちらに任せます。交換する時は、型番に合う純正品を説明書やメーカーで確かめ、別の鍋の部品や形が似ているだけの物は使わないようにしてください。
においをためない習慣——使った後にひと手間だけ
毎回きっちり、というより、続けやすいひと手間にしておくのがおすすめです。
- 使ったら、冷めてからパッキンを外して、蓋と一緒に洗う
- 洗ったパッキンは、水気を拭いてから、風の通る所に出しておく
- においの強い料理の後は、洗う前に、溝の汁気を先に拭き取る
- 蓋は閉め切らずにしまう。パッキンを外した状態で置く鍋もあるので、説明書を見る
- 蒸し調理をした日も、同じように外して洗う。蒸し台の考え方は圧力鍋で蒸す方法にあります
ゆきこ( ゚Д゚)『においの話は、洗うより乾かす方で差が出る気がします。外して拭いて風に当てるだけでも違うので、つい面倒に感じても、ここだけは続けたいところですよね』
💡 この困りごとへの提案
洗ったパッキンや蓋の溝は、水気を拭き取ってから乾かすと、においが戻りにくくなります。拭く用の布は、乾きやすい速乾のふきんだと、手入れの流れが止まりません。洗い物とは別に、手入れ用として1枚決めておくと使いやすいです。
あわせて読みたい
蒸気が漏れる時やパッキンの交換の考え方は圧力鍋の蒸気漏れ、蓋が開かない時の考え方は圧力鍋の蓋が開かないのは故障ではなく安全装置にあります。蒸し調理の手順は圧力鍋で蒸す方法もどうぞ。
まとめ:外して洗って乾かす。強いにおいは説明書、傷みは交換
- パッキンはにおいを吸いやすい。鍋本体と一緒に外して洗います
- 冷めてから外して、中性洗剤でやさしく洗う。硬いたわしは避けます
- 水気を拭いて、よく乾かしてから戻す。向きとねじれを確かめます
- 強いにおいは説明書の手入れを。熱湯や漂白剤は使ってよいとある時だけです
- ひび・のび・変形は交換。型番に合う純正品を、説明書やメーカーで確かめます
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめています。



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