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「リチウム電池って、充電できるのかな」。引き出しの奥から出てきた電池を前にして、充電器に入れていいものか迷う場面ですよね。「リチウム」という名前は、スマホやパソコンの電池を思い出させるので、充電して使う電池というイメージが強いんです。
先に結論をひとつ。「リチウム電池」と書かれた乾電池やボタン電池のうち、使い切りの物は充電できません。充電器に入れると、発熱や破裂、液漏れの危険があります。充電できるのは、「充電式」「リチウムイオン」などと表示された電池と、機器の中に入っている充電池です。迷ったら、充電しないでおきましょう。
どこから読めばいいか、下の図で自分の場面を探してみてください。
ケース別に読む:充電できる電池かどうか見分けたい人|「リチウム」としか書いていない人|機器に入っている電池が気になる人|うっかり充電してしまった人|使い終わった電池を捨てたい人
充電できる電池と、できない電池——表示で見分ける
同じ「リチウム」の名前でも、実は大きく2種類あるんです。ひとつは、使い切りで、なくなったら交換する電池。もうひとつは、充電して繰り返し使う電池です。名前が似ているので、ごちゃまぜに覚えている人が多いのも、無理はありません。
見分けるのは、電池の表面の表示です。形や大きさでは判断できないので、まず表示を探してみてください。
| 種類 | 充電 | 見る場所 |
|---|---|---|
| 使い切りのリチウム電池(乾電池形・ボタン形・コイン形) | 充電しない | 電池の表面。「充電式」の表示がない |
| リチウムイオン電池 | 対応した充電器や機器の決まりどおりに充電する | 表面の「リチウムイオン」「充電式」の表示、説明書 |
| ニッケル水素などの充電池 | 対応した充電器で充電する | 表面の「充電式」「繰り返し使える」の表示 |
表示を探す場所は、だいたい決まっています。
- 電池の側面。小さな文字で、種類が印刷されています
- パッケージ。捨てていなければ、いちばん分かりやすい手がかりです
- 機器の取扱説明書。「使える電池」の欄に書かれています
見た目が乾電池そっくりでも、中身は別物のことがあります。「形が同じだから、充電器に入る」は、当てにならないと覚えておくと迷いません。
充電して使える電池には、表面に「充電式」「繰り返し使える」といった表示があります。逆に、表示を探しても見つからない時は、充電しない側に倒しておけば間違いがありません。
「充電式」の表示がない電池は充電しない——危ない理由
使い切りの電池は、充電することを前提に作られていません。そこへ無理に充電しようとすると、電池の中で想定していないことが起きて、熱を持ったり、ふくらんだり、破裂したり、液が漏れたりする危険があります。見た目がきれいで、液漏れのあともないとしても、同じです。
- 「充電式」の表示がない電池は、充電器に入れない
- 「少しの間だけ」と、短い時間で試さない
- 弱った電池を、温めたり、たたいたりして、元に戻そうとしない
- 種類の違う電池や、新しい電池と古い電池を混ぜて使わない
種類の違う電池を同じ機器に入れると、弱い電池に負担がかかり、液漏れや発熱につながることがあります。リチウム電池をほかの電池で置き換えたい時の考え方は、リチウム電池の代わりに使える?にまとめています。
「前に充電できた気がする」という記憶も、当てにしないでください。見た目が同じ別の電池だった、という取り違えは起こりやすいからです。保管する時に、使い切りの電池と充電池を別の入れ物に分けておくと、取り違えを防げます。
ゆきこ( ゚Д゚)『表示を先に見るのがいちばん早いですよね。名前が似ていると、つい同じ仲間だと思ってしまいがちです』
機器に入っている電池・ボタン形やコイン形の場合
機器の中に最初から入っている電池は、使い切りの物と、充電して使う物があって、外から見ても分かりにくいことがあります。判断の材料は、機器の取扱説明書です。
| 場面 | 確かめること |
|---|---|
| リモコンや時計など、電池を入れ替えて使う機器 | 説明書の「使える電池」。充電式の表示がなければ充電しない |
| ボタン形・コイン形の電池 | 使い切りの物が多いので、充電しない。交換は、電池に書かれた表示と同じ物で |
| 充電して使う機器(掃除機、電動歯ブラシなど) | 説明書の指定どおり、専用の充電器で充電する |
| どれか分からない | 充電しない。説明書を見るか、販売店に聞く |
充電して使う機器の中の電池を、自分で取り出して、別の充電器に入れるのはやめておきましょう。電池と充電器には組み合わせがあり、合わない組み合わせは危険です。
ボタン形やコイン形の電池は、小さくて平らなので、子どもが飲み込む事故にも気をつけたいところです。置き場所や保存の考え方はボタン電池の保存方法でまとめています。
うっかり充電してしまった時——まず落ち着いて離れる
「もう充電器に入れてしまった」という時も、あわてなくて大丈夫です。順番に見ていきましょう。
- 充電器のコンセントを抜く。電池が熱くなっている時は、さわらずに、冷めるまで待ちます
- 冷めてから外す。紙や布、カーテンなど、燃えやすい物から離して、金属の物とふれない場所に置きます
- ふくらんでいる、液が出ている、においがする電池は使わない。素手でさわりません
- 煙が出る、形が変わるなど、危ないと感じた時は、消防や販売店に相談します
なお、充電してよい電池でも、充電中は布団や紙の上に置かず、風通しのよい場所で行うのが基本です。熱がこもると、電池も充電器も傷みやすくなります。
その電池は、もう使いません。次の章の手順でふさいで、回収の決まりに従って出します。液漏れしていた時の扱いは充電池が液漏れした時が参考になります。充電式の電池がうまく充電できない時は充電池が充電できない時で、原因の切り分け方を見られます。
使い終わったリチウム電池の捨て方と、子どもの安全
使い切りのリチウム電池は、まだ電気が残っていることがあります。ほかの電池や金属とふれると、ショートして熱を持つことがあるので、端子をビニールテープなどでふさいで、ばらばらに置かないようにします。
出し方は、地域によって違います。店頭の回収箱に入れるのか、自治体の収集日に出すのかは、自治体のホームページや窓口で確かめてください。ボタン電池の出し方はボタン電池の捨て方にまとめています。
使い終わった電池をためておく時は、小さな袋や箱にまとめ、端子をふさいだ状態で、子どもの手が届かない所に置きます。ためすぎずに、回収の機会に合わせて出すと安心です。
子どもの手が届く場所には、新しい電池も、使い終わった電池も置かないのが基本です。飲み込んだかもしれない時は、様子を見ずに、すぐに医療機関へ行ってください。
最後に、迷いやすい疑問を整理しておきます。
- 「リチウム」と書いてあれば、全部充電できる? いいえ。「充電式」の表示がなければ、充電しないのが基本です
- ひと晩だけなら、充電しても大丈夫? 時間の長さに関係なく、危険があります。入れないでください
- 古い電池と新しい電池は、一緒に使っていい? 混ぜると、液漏れや発熱につながることがあります。まとめて交換します
- どれが充電式か分からない時は? 充電しません。表示と説明書が頼りです
💡 この困りごとへの提案
使い切りの電池と充電池が混ざると、取り違えやすくなります。種類ごとにケースを分けておくと、うっかりを防げます。
あわせて読みたい
電池を入れ替える時の考え方はリチウム電池の代わりに使える?を、充電式の電池が充電できない時は充電池が充電できない時をどうぞ。話は変わりますが、付ける向きで迷いやすい物の話なら、すね当ての付け方もあわせてどうぞ。
まとめ:「充電式」の表示がない電池は充電しない
- 使い切りのリチウム電池は充電できない。充電すると発熱・破裂・液漏れの危険
- 充電してよいかは、表示と取扱説明書で決める。迷ったら充電しない
- 種類の違う電池や新旧を混ぜない。金属とふれさせない
- 充電してしまったら、コンセントを抜いて離れる。熱い電池にはさわらない
- 端子をテープでふさぎ、回収の決まりで出す。飲み込んだかもしれない時は、すぐ医療機関へ
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめています。



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